おすすめの海外販売代行サービス会社3選

国内の売り上げに行き詰まった時に目を向けるべきなのが「海外販売」であり、現地の翻訳から物流まで海外販売をスムーズに完遂させるのが「代行会社」です。

海外販売は、新型コロナウイルスの影響で需要が減退した製品や国内で売れ行きが鈍化した製品でも、需要の高い国で販売すれば大きな利益を創出できます。

しかし、個人で一から海外販売を始めるには「翻訳」「通関」「決済」「発送」とあらゆる壁が立ちはだかり、海外販売が軌道に乗るまである程度の時間やコストを投下しなければなりません。

「手軽に海外販売を始めたい!」という方には販促に専念できるよう海外販売の煩雑な業務を一貫して代行してくれる海外販売代行サービス会社がおすすめです。

本記事では国内販売と海外販売の違い、海外販売の概要、成功事例、メリット、始める上での問題点、さらに代行会社のサービス内容やおすすめの海外販売代行会社までを紹介していきますので海外販売の実施を検討している方はぜひ一読してください。

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海外販売とは?

海外販売とは、文字通り海外の顧客に向けて自社の製品を販売することです。

海外販売の身近な例として思い浮かべるなら、世界最大級を誇るオンラインマーケットプレイス(出品サイト)の「Amazon」や「eBay」があります。

例えば、日本製品を求める海外在住者の場合、海外旅行や海外出張などわざわざ出入国をしなくても自国にいながら購入したい日本製品を手に入れることができます。

国内を拠点とする事業者も、ECモールや海外向けの越境ECサイトを開設すれば、海外子会社である現地法人を設立せずともオンライン経由で日本から海外のバイヤーに自社製品を販売できるため、相互に利益のあるビジネスと言えるでしょう。

国内販売と海外販売の違い

では、国内で販売する場合と海外で販売する場合の違いとは何でしょうか。

国内販売と海外販売の大きく異なる点は以下の4つになります。

①外国語での意思疎通とサイトの翻訳

購入予定者または購入者からの電話・メールによる商品の問い合わせには、現地語または英語で対応しなければなりません。

また、海外向けのECサイトを作成するのでサイトの言語も同様に適応させる必要があり、販売対象国の翻訳・通訳に精通した人材確保に費用が発生します。

②国際配送する際の商品の発送の可否

発送先の国によって輸入が禁止されている物品、または爆発物や危険物として世界共通で輸入が禁止されている物品を「禁制品」と呼びます。

禁制品に該当する禁止物品は発送が不可能として差出人の元へ返送または廃棄されるため、販売前に発送が可能な商品か事前に確認しなければなりません。

③輸入時の関税

通関で支払う「関税」は輸入品に課税される税金であり、関税がかかった場合には原則として購入者が商品を受け取る前に支払います。

そのため、もしも出品者側が負担する場合には商品ページにその旨を明記しておく必要があります。

④海外への配送日数

国内配送と海外配送の大きな違いの一つが「配送日数」です。

発送先の国または地域の距離や配送方法に応じて着荷までの商品到着日数は一週間前後から最大で数カ月かかるケースがあります。

これらの違いは、海外販売を進めていく上での障害にもなります。

海外販売の成功事例

海外販売で成功を収めた一例として、

猫製品を販売する猫壱(NECOICHI)は、Amazonグローバルセリングを始めたことでECの売り上げが6割強を占めただけでなく、アメリカのAmazonでの販売数が多かったことからアメリカに現地法人を設立する夢を実現しています。

また、セレクトショップ最大手の株式会社ユナイテッドアローズが、同社のオンラインストアであるユナイテッドアローズ公式通販サイトにBuyeeの連携機能を導入したことで、販売対象国を最大83カ国(86エリア)に拡大するまでに至り、その国や地域に住む海外在住者の手に商品が届くようになりました。

コロナ禍によるインバウンド需要の蒸発により苦境に立たされるアパレル業界ですが、日本のアパレルブランドは海外需要が高く、Buyeeでは特にデザイナーズブランド、ストリートファッションが海外販売で売れ行きが良いとされており、Buyeeの連携機能の導入した海外販売が苦境から脱け出す新たな活路開拓への可能性を大いに秘めていることを示唆しています。

海外販売のメリット

前述の海外販売の成功事例から読み取れるように、海外販売を始めたことで売上高の増加と販売拠点の拡大の成功を掴んでいます。

ここからは海外販売を始めることで得られる具体的なメリットについて解説していきます。

海外の新規顧客を獲得できる

国内だけで新規顧客を獲得をし続けるのには限界があり、万が一国内の既存顧客の顧客離れが起こってしまえば売り上げが減少する事態に陥るだけでなく、最悪企業の存続が危ぶまれます。

ブランディングで自社商品・サービスのブランド価値を発信できれば国内の顧客と海外顧客両方を取り込む事ができます。

販路を拡大できる

企業が事業を存続させる上で欠かせない施策の一つが「販路拡大」です。

販路拡大とは、自社製品またはサービスの販売ルートを拡大し、新規顧客を獲得して売り上げを伸ばすことです。

国内販売に限定した場合に考えられるリスクとして、国内市場の需要の一巡により国内の既存チャネル・ターゲットだけでは、売上が頭打ちする恐れがあります。

海外市場への販路拡大なら、業績の向上を図れるだけでなく国内販売の依存のリスク回避できるため近年多くの企業が取り入れている施策となっています。

日本で売れ行きの悪い商品が海外では人気商品に

日本では売れ筋の悪い商品が海外では思わぬ需要により人気商品となって売れるケースがあります。

さらに、海外では日本製品に対する信頼性が高く、「高品質」で「安全」であるという印象が根強く残っているため、この強みを最大限に活かすことができれば売上アップに繋げることができます。

ただし、時代の流れや現地の消費者のニーズの変化に沿って売れ筋商品も変動するため、「どのユーザーに需要があるか」「自社製品を受容して貰えるか」など入念なリサーチをして販売対象国を選定してから海外販売に踏み切るのが得策です。

個人で海外販売を始める際にぶつかるハードル

現在、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的なEC需要の急伸に呼応するように、実店舗からECサイトへの購入行動が加速しています。

世界的なEC需要は、いま尚続く入国制限の厳格化、ステイホームの常態化が後押ししているため、海外販売を始めるには絶好の機会と言えます。

しかし、個人で一から販売環境を構築するにはいくつかの工程を乗り越えていかなければなりません。

他国の言語の翻訳・問い合わせ対応時の意思疎通の壁

海外販売に着手する上で一番最初に立ちはだかる難所が「言葉の壁」です。

海外販売のターゲット顧客は海外の購入者が大前提であるため、もしも自社の越境ECサイトを翻訳する場合は、

  • 商品の仕様
  • 商品の特徴
  • 商品の機能
  • 商品の使い方
  • 発送方法
  • 支払い方法

等々、各詳細情報を正確に翻訳して説明するとともに、消費者の購入に結びつけるため購買意欲を刺激する魅力的な文章に作り上げなければなりません。

また、商品に興味を抱いた購入予定者からの現地語での問い合わせの対応にも努めなければならず、言葉の細かいニュアンスの違いを理解して誤解のないよう丁寧に伝える必要があります。

現地通貨と国別の決済方法の把握

次に立ちはだかる壁が、多様なグローバル決済の中でも自社と海外購入者に適した「海外決済方法」の導入です。

主流な決済手段であるPaypalとクレジットカード決済は、キャッシュレス決済が浸透している先進国で特に使用頻度が高いです。

しかし、クレジットカード決済が普及してない発展途上国などでは不向きとして、海外で馴染みの低い代金引換の方が好まれています。

顧客維持には支払い方法の充実さも求めれているため、

  • Paypal
  • クレジットカード決済
  • デビッドカード
  • 店舗または銀行振込
  • ネットバンキング
  • 電子マネー
  • 代金引換

と多様な決済方法の中から対象国で利用率が高い決済方法を柔軟に採用しなければなりません。

発送先の国と商品別にあった配送方法

そして取引成立後の壁となるのが「国際配送手続き」です。

個人で海外発送する場合、海外発送のポピュラーな方法には世界120以上の国や地域に最速で配達される「国際スピード郵便:EMS(Express Mail Serviceの略)」、小形商品をEMSより低価格で海外に発送する国際郵便

「小形包装物(Small Packet)」などがあります。

発送者側はこれらの多様な発送方法の中から商品の「サイズ」「梱包重量」、洋服・陶器やガラス製品などの割れ物といった「商品の種類」と商品別にあった最適な国際配送方法を選定しなければなりません。

また、梱包方法、配送所要日数も把握する必要があり、国内と違い国外への発送のため数量やミスがないかなど配達するまで気の抜けない作業が続きます。 また、現在は新型コロナウイルス感染症世界的な蔓延により郵便では一部の国または地域で国際郵便物の引き受けを一時停止・遅延といった状況にあり、選べる発送方法が限定されていることから以前よりますます海外発送が難しくなりました。

海外販売を始めるなら代行会社に委託するのが簡単

このように、販売環境の構築と運営維持は一筋縄ではいきません。 

越境ECサイトの多言語翻訳、多言語に対応したカスタマーサポート体制、海外顧客の確保に繋がる各国の主要な決済手段、手間と時間を要する配送などの業務負担を代行するなら海外販売に特化したサービスを展開する代行会社に任せるべきです。

多言語の翻訳と購入者からの問い合わせに対応

翻訳アプリなどの高精度な機械翻訳の導入や社内での翻訳の内製化の場合、翻訳に関するコストを大幅に削減できる一方で、やや違和感の感じる不自然な文章に翻訳されるケースや翻訳業務との兼務により本来の業務に支障をきたしてしまいます。

また、外国語に堪能な翻訳者またはネイティブレベルのプロである翻訳会社に外注した場合、短納期で高品質の成果物を期待できる一方で、各言語・文字単価・文字数量・品質に応じて高額な翻訳料金が請求されます。

代行会社なら、翻訳の内製または外注の2択に悩まなくても多言語に対応したプロがECサイトの翻訳からカスタマーサポートまで事業者と顧客を繋ぐ海外の窓口として機能してくれます。

海外ユーザーへ発送する商品の通関手続きを代行

通関手続きとは、輸出入管理法および関税法に基づき、輸出および輸入者が税関長の許可を得て貨物を輸出入をする一連の流れを指します。

具体的には、通関書類の記載や輸出入の規制品目に該当するか否かの検査が実施され、業者は購入者から事前に受け取った関税や現地消費税等の税金を支払います。

海外の購入者に商品を販売するには通関手続きが必須となり、許可が下りなければ輸出入ができません。

また、対象国や商品毎に異なる関税および現地消費税等の複雑な税率を把握しておかなければ高い税金を購入者に支払わせることになってしまいます。

ですが、代行会社なら通関から海外購入者への配送まで物流に関する業務を全て請け負ってくれるのでその心配も必要ありません。

販売先の市場調査

販売予定の製品がどの国でも必ずしも売れるとは限らず、海外販売で躓かないためにも情報収集とデータ分析を欠かせない要素ですが、自社または調査会社に依頼するにしても膨大な調査費用と期間を覚悟しなければなりません。

海外展開の成功の一翼を担う海外市場調査なら、ターゲット国の「最新の市場の動向」から「業界別の市場規模」、「顧客ニーズの把握」など事業拡大に必要な情報のみを抽出するため、海外販売の成功確度をより高めてくれます。

おすすめの海外販売代行サービス会社3選

このように、海外販売の代行会社に委託するメリットは非常に大きい事が分かりました。

ここからは、海外販売代行サービスを提供する代行会社を3社ご紹介していきます。

  • 株式会社tensoの「Buyee Connect」
  • 株式会社Brangistaの「越境ECサポートサービス」
  • 株式会社CRBの「モール販売代行サービス」

同じ海外販売代行サービスでも、配送の可否や利用条件などが異なるためそれぞれの特徴と照らし合わせながら最適な代行会社をお選びください。

「Buyee Connect」

特徴

  • 「専用タグを1つ導入するだけで海外販売が可能」
  • 「世界118の国と地域に配送」
  • 「多言語対応・多通貨決済・充実した国際配送サービスを揃える」
  • 「初期費用・月額費用・購入手数料 全て0円」
  • 「海外購入者の1注文あたりの購入手数料は一律300円」
  • 「国内ECのオペレーションの変更・在庫管理が不要」
  • 「代理購入により不正決済の恐れなし」

海外購入サポートBuyeeの新サービス「Buyee Connect」は、自社ECサイト上に専用のタグを一つ埋め込むだけで越境EC専用カートを開設できる海外販売向けのサービスです

実際にタグを実装した利用者からは、

配送、決済などの煩雑な作業をBuyeeが担う事で販促活動に集中でき、売上向上に繋がったとの声が上がっています。

「対応言語数:10言語」

  • 日本語
  • 英語
  • 中国語(繁体字・簡体字)
  • 韓国語
  • タイ語
  • インドネシア語
  • ドイツ語
  • ロシア語
  • スペイン語

「決済方法」

  • Paypal(世界200以上の国と地域で取引可能)
  • Alipay(中国向け)
  • 銀聯(ぎんれん)カード(中国向け)
  • AFTEE(台湾向け)

「配送手段と配送日数目安」

  • EMS(日本郵便 国際スピード郵便):2〜4日
  • AIR便(日本郵便 航空便):3〜6日 国際小包/小形包装物/書留付き
  • SAL便(日本郵便 エコノミー航空便):6〜13日 国際小包/小形包装物/書留付き
  • 日本郵便 船便:1〜3ヶ月
  • FedEx:2〜7日
  • UPS:1〜3日
  • DHL:1〜4日
  • ECMS(アメリカ・台湾・シンガポール・香港・韓国限定):5〜14日
  • Buyee Air Delivery:2〜7日
  • Buyee空運台湾(台湾のみ):6〜11日
  • Buyee空運ロシア(ロシアのみ):14日
  • SFエクスプレス(eBay商品のみ):7〜12日
  • USPS(eBay商品のみ):6〜12日

BuyeeConnect

https://beecruise.co.jp/infra/buyeeconnect/

「Brangista」

  • 「アジア圏を始めに世界20カ国へ順次展開」
  • 「まとまるEC店長のユーザーのみサービスの利用可能」
  • 「関税および配送費はユーザー負担」
  • 「初期費用・固定費用が無料」

海外販売代行サービスを手掛ける

株式会社Brangista Solutionは、在庫・受注・商品を一元管理する複数ECサイト管理システム「まとまるEC店長」を利用するユーザー限定で、越境ECの全面的なサポートを行っています。

具体的には、海外の市場調査、販売対象国に合わせたwebサイトの翻訳、海外取引における決済手続き、通関手続きを含めた海外への配送、購入者または購入希望者からの問い合わせの対応まで越境ECの多岐にわたる行程を全て代行します。

「CRB」

  • 「累計500社に及ぶ販売代行実績」
  • 「国内外の販路開拓を支援」
  • 「Amazon、Qoo10、NETSEAでのECの運用管理」
  • 「配送を除いた全業務を運営代行」
  • 「業界最安価格で月額3万円+販売手数料制を採用」

株式会社CRB.Incは、国内販路と国外販路の両方、またはどちらか片方の販路拡大を実現させた独自の販売代行サービス「EC販売サポート」を展開しています。

同サービスでは、世界最大級のECサイト「Amazon」を用いた国内販売網の強化と、世界屈指のマーケットプレイスebayの傘下にある国内大手の総合ECモール「Qoo10」を利用した世界26か国への国外販売が可能です。

通常、運営代行で月額数十万円する月額費用を3万に設定し、さらに販売手数料制を採用しているため利用者の売上が確定した場合のみ販売手数料が差し引かれる仕組みとなっています。

また、Eコマースビジネスのノウハウを駆使しながら受注管理、ページの制作および更新など配送を除いた全ての業務をこなします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

代行会社に包括的に委託すれば、海外販売の数々の障壁を打破しながら海外展開へと乗り出すことができます。

世界的なEC拡大の時流に乗っかって、代行会社を活用した海外販売を始めてみませんか。

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