越境ECを活用したアパレル輸出は伸びしろに期待大?集客アップ対策

この記事では「越境ECのアパレル事情」について詳しく紹介します。

ECサイトはいつでもどこでも24時間好きな時間に購入できるメリットはありますが、アパレル製品の場合サイズ感や素材感が分からないという点で日本国内のECモールで売上が大きく伸びないと悩む事業者も多くいます。

そこでこの記事では世界へアパレル製品を販売したい方に向けて、越境ECを利用したアパレル販売について解説していきます。具体的には、

  • 越境ECでまだまだ成長拡大に期待できるアパレル業界
  • 越境ECでアパレルを売るためのおすすめのサイト
  • 越境ECでアパレルの売上アップにつながるポイント
  • 今世界で注目を浴びているライブコマースの魅力

について解説していきます。

1.越境ECでまだまだ成長拡大に期待できるアパレル業界

日本でもオンラインショップは人気ですが、ファッションカテゴリーでは実際に店頭で手に取ってから購入するのが一般的かもしれません。しかし世界ではインターネットを通じての売買が高く、国内販売だけで伸び悩んでいる企業にとって世界での販売はおすすめのフィールドです。

1-1越境ECで売上を増加させるのはファッションアイテム

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_enkatu/attach/pdf/index-3.pdf
参考:図表 3-6:越境 EC での購入経験(購入商品カテゴリー別)

日本国内でファッションアイテムとして衣類・靴・アクセサリーの売上は横ばいです。しかし東南アジアを中心にインターネットを利用したファッションアイテムのショッピングは増加傾向にあります。インターネットとモバイル端末の普及によりさらなる売上がアップされると、世界進出する国は多くなっています。

2.越境ECでアパレルを売るためのおすすめのサイト

世界では数多くのECサイトが存在します。世界各国にアパレル製品を販売したい企業に対して、エリア別のおすすめのECサイトを紹介します。

2-1.Tmall 天猫(中国)

https://www.tmall.com/

中国版Amazonとも言われるアリババの傘下にあるのがTmall(天猫)です。Tmallは2014年にニューヨーク証券取引所で上場したことでも話題になりました。2018年の累計流通額は97兆円以上、店舗数は累計7万以上、市場シェア率は60%を越える中国最大級のECプラットフォームです。

Tmallの他に越境EC向けにTmallGlobal(天猫国際)がオープンされ、TmallGlobal内のユーザーは日本製品を好む傾向があることでショップ内の日本製品が売上1位を獲得しています。ファッション・コスメのカテゴリーでは高い売れ行きを記録し、伊勢丹・三越・ユニクロ・ミキハウス・マツモトキヨシ・LOHACOなどの多くの日系企業の出店も目立っています。

2-2.Vip.com 唯品会(中国)

https://www.vip.com/

女性ユーザー向けのアパレルアイテムに強いのがVip.com(唯品会)です。会員数は2億人以上の人気のECモールVip.comは非正規品ブランドが混じらないように海外ブランドメーカーから直接仕入れをすることで、信頼性が高いのが特徴です。さらに万が一購入した商品が偽物であった場合は全額保障されるサービスがあり、モール全体のリピート率に繋がっています。

基本的に正規ブランドのアウトレット品が安く購入できますが、定期的なフラッシュセール(期間限定セール)手法によりリピート率が高く、さらなる売り上げに期待できます。女性をターゲットにしたファッションアイテムやアクセサリーなどを販売する企業におすすめです。

2-3.PChome 24h(台湾)

https://24h.pchome.com.tw/

「PChome 24h」は家電製品に強く、台湾最大の150万点以上のアイテムを取り扱う巨大ECショッピングサイトです。モール内のアイテムはAmazonのように自社倉庫で管理されているため24時間以内に届くのが基本ですが、万が一24時間以内に発送ができなかった場合は100台湾ドル(約350円)のポイントが付与される仕組みになっています。さらに18時までの注文で翌日12時までには届くというスピード感ある配送サービスが特徴です。

日本にも5,000円以上で送料無料などがありますが、PChome 24hでも490元(約1,800円)以上の購入で送料無料となります。まとめて購入することでお得に利用できるので、日用品や飲料水などをスーパーやドラッグストアなどの実店舗よりインターネットショッピングで済ませる方も多いでしょう。

2-4.momo購物網(台湾)

https://www.momoshop.com.tw/main/Main.jsp
  
「momo購物網」は台湾で有名な携帯キャリアや銀行を持つ富邦グループが運営しています。有名ブランドのアウトレット品・化粧品・アパレルグッズ・生活用品・ 人気レストランのクーポン、さらには24時間限定のお得なセール商品など女性を主にターゲットにした品揃えが特徴です。

基本的に購入から24時間以内に配送され、首都の台北付近エリアであれば午前中に注文することで夜には到着されるスピード配送です。さらに台湾国内の発送以外にも、中国への発送も開始しマーケットを広げています。

2-5.Yahoo!奇摩(台湾)

https://tw.yahoo.com/

「Yahoo!奇摩」は日本でもお馴染みYahoo!JAPANの台湾版ECショッピングサイトです。2006年に台湾の大手ショッピングサイト「奇摩站」をヤフーが買収したことで、奇摩(きも)を残して「Yahoo!奇摩」となりました。

Yahoo!奇摩の特徴なのは、「BtoC/BtoBtoC/CtoC」の3業態でビジネス展開しているところです。BtoBtoC規模は月間700 万以上で、CtoCは月間1000 万ユーザーと人気なのが分かります。アパレルやコスメ商品の売れ行きが高い理由が、サイトユーザーの8割を女性が占めているからです。

台湾のYahoo!奇摩とYahoo!JAPANが運営している「ヤフオク!(Yahooオークション)」が提携したことによって、「ヤフオク!」で購入し台湾在住者まで海外発送ができるようになりました。そのため台湾国内では手に入れることが難しい日本のアニメグッズや雑貨なども、国内ECのように簡単に手に入れることが可能です。

配送について台湾国内で販売しているものであれば首都北京市内では8時間以内の配送、北京以外の地域では24時間以内に届けられるような仕組みづくりになっています。

2-6.Lazada(東南アジア)

http://www.lazada.sg/

「Lazada」はタイ・インドネシア・マレーシア・シンガポール・フィリピン・ベトナムの東南アジア6カ国に展開していて、タイ版Amazonと呼ばれるほど東南アジア2トップの巨大ECモールです。

Lazadaの人気トップカテゴリーは1位にファッションアイテムで、2位のモバイル・タブレットアイテムを4倍以上の売上に差があります。出店数は3,000以上あり、1日のサイト訪問者数は500万人以上、1日の購入アイテム数は1,000を越えます。2016年に中国のアリババグループが経営権を10億ドルで獲得したことで話題になりました。アリババとLazadaの少し異なるユーザー間が行き来することで、新たな顧客を獲得できるメリットがあります。

2-7.Shopee(東南アジア)

https://shopee.com/

「Shopee(ショッピー)」はLazadaより売上を大きく越え、東南アジアで最大のショッピングモールとして注目をあびています。シンガポールで2015年にECモールのサービスを開始してから2年でアメリカNASDAQに上場し、東南アジアで展開している中でアプリダウンロード数第1位を勝ち取っています。展開している国は、シンガポール・台湾・マレーシア・タイ・インドネシア・ベトナム・フィリピンの7カ国で、今後日本も加わっていく予定です。

Shopeeの親会社であるSeaグループ(旧称Garena)は、Shopeeの他にAripayなどのデジタルマネー事業や、モバイル・PCオンラインゲームのサービスを提供しています。Seaグループは越境ECプラットフォームが2015年に立ち上げられた後に2017年にはアメリカNASDAQに上場し、東南アジア発10億ドルを超えた市場価値を生んだオンラインサービス事業として現在も大きく成長しています。

Shopee がサービスを開始した2015年当初は、C2Cをターゲットとし販売・閲覧・購入ができるモバイルを中心としたフリマアプリでしたが、現在はC2C+B2Bのハイブリットモデルとして東南アジアで主要なモバイル越境ECプラットフォームとして移行しています。

2-8.ebay(米国を中心に世界各国)

https://www.ebay.co.jp/

「ebay」はアメリカの企業で世界190カ国の大きなグローバルマーケットへ展開している、世界最大のインターネットオークションサイトです。世界中1.8億人にC2CおよびB2B間で、商品を売買の取引をすることが可能です。オークションサイト以外にも通常のショッピングにも対応し、販売価格はAmazonと比べ比較的低い傾向があるのが特徴です。

アメリカのシェア率はAmazonが50%、それに比べてebayは6.6%ですが、CtoC要素が強いebayはまた違ったユーザーを持っています。

2-9.Amazon(アメリカを中心に世界各国)

https://www.amazon.co.jp/

日本でも人気の「Amazon」はアメリカ・シアトルに拠点を構え、アメリカを中心に世界15カ国で利用されているグローバルECサイトです。Amazonはアメリカ国内のEコマース売上の5割を占め、総小売売上では5%、アメリカ国民の5人に1人がAmazonを利用している計算になります。

Amazonの公式サイトでは「地球上で最も豊富な品揃え」とうたっているように、数億種類のアイテムが取り揃い、世界中のAmazon販売商品数・会員数ともに増加する見通しです。

3.越境ECでアパレルの売上アップにつながるポイント

越境ECでアパレルを販売するにはどんなことに気をつけなければいけないのでしょうか。ここでは売上につながるポイントを紹介します。

3-1.言語と文字量を考える

ECサイトで商品を販売するためには商品情報を載せる必要がありますが、あまりにカタコトな言語や理解できないような文ではユーザーに届かないだけでなく不信感を抱いてしまう場合があります。テキスト量が多い日本のサイトは欧米では好まれないので、ターゲット国のユーザーにあった文字量にしましょう。

3-2.気候や文化に合わせた商品デザインとカラー

国によって気候や国民性が違うように、デザインや色の好みが異なります。そのため国によって色のイメージが異なることに注意をしなければなりません。例えば「赤」の場合日本であれば「情熱・勝利」といったポジティブなイメージを持ちますが、西洋では「危険」と同じ色でも意味合いが異なってくる場合があります。色によって不快に思わせてしまうことで売上が大きく左右される場合もあります。商品やサイトのデザインを構築する際に、各国の色の好みとイメージを考慮して構築しましょう。ターゲット国が広い場合は、シンプルな色合いやデザインにするのもいいかもしれません。

3-3.アプリの導入

ECサイトで売り上げを伸ばしたいなら、Webブラウザだけがあるサイトよりアプリがあるサイトの方が購入率の高い傾向にあります。そのため自社でサイトを構築する場合はアプリの導入または、ECプラットフォームがある場合はアプリも用意されているECモールを利用した方が売上増加に期待できます。

またアプリであればプッシュ通知を出すことができるので、ECサイトによってはセールや再入荷のお知らせなどを通知させることで定期的にサイトに来てもらえる効果も得られます。

3-4.SNSでも掲載する

Instagram・Facebook・Twitterなど世界では多くのSNSが利用され、それらのユーザーは毎日時間を費やしています。そのためECモールの運用をしている方・これから越境ECを始めようとしている方は、SNSも合わせて運用するのがおすすめです。SNSを利用しフォロワーが増えれば無料で宣伝広告ができ、さらにマーケティングにも活用することができます。さらにSNSを合わせることでGoogleクローラービリティが上がり、SEO上位を目指せる可能性があります。

4.今世界で注目を浴びているライブコマースの魅力

中国で爆発的人気なのが「ライブコマース」です。ライブコマースはオンラインショッピングで販売する際にリアルタイムで動画を見ながら販売する新しい販売手法です。生放送の良さである「臨場感」とSNS同様コメント機能にて「コミュニケーション」をハイブリットさせた、魅力的なビジネス戦略として注目されています。

4-1.ライブコマースとは

ライブコマースとはTikTok(ティックトック)などのSNSや各ECサイトのライブ配信機能で動画を配信しながら、商品を販売する手法のことです。SNSのフォロワー数が高いインフルエンサーやタレントなどを起用し商品を紹介することで、興味と感心を惹きつけることができます。一見テレビショッピングと変わりはありませんが、大きく違うのは配信中にユーザーとコミュニケーションが取れることです。

特に中国ではこのライブコマース手法の利用が若者を中心に大人気ですが、その他の国でも新たな販促ツールの一つとして今後ますます乗り出す企業が増加していくでしょう。

4-2.ライブコマースをするメリット

1.ユーザーはリアルタイムでコメントにて質問をすることができます。インターネット上に上げられた写真と商品説明だけで判断するだけでは難しかった商品情報を、素材感や使い心地など細かい特徴まで確認できるので、購入率と信頼感を高めることにつながります。

2.視聴者は芸能人や人気のインフルエンサーのファンが中心なので、信頼関係が築かれこの人が売っているから買いたいという心理から購入へとつなぎやすくなります。また元々フォロワー数やファン数が多いので集客もしやすく、興味のあるターゲットに絞ることができるので販売効率がいいです。

まとめ

越境ECでのアパレル事情について解説しました。

まとめると

  • アパレル業界が盛り上がっているのは「越境ECで成長拡大に期待できる」
  • 越境ECでアパレル販売するなら「各販売国によって合わせる」
  • 越境ECでアパレルの売上アップのポイントは「各国に合わせた文字量・デザイン・カラーを考える/ブラウザだけでなくアプリの導入をする/SNSと連携して掲載する」
  • 越境ECを運用するなら「ライブコマースも合わせて運用がおすすめ」

です。

国内でのインターネットを利用した販売に大きな変化は見られませんが、世界ではSNSやライブコマースなど新しい手法と連携しながら、大きな市場へと広げています。信頼ある日本ブランドを武器に新たなフィールで販売力をつけていきましょう。

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