越境ECの始め方ややり方を解説!成功させるためのポイントも紹介

インターネットビジネスでは越境ECが急激な拡大成長をあげています。現在国内の実店舗やインターネットショップを運営している方で今後海展開していきたい方や、インターネット事業をこれから始める方にとって注目あるビジネスです。

とはいえ知識ゼロから越境ECを運営するためには何から始めたらいいのか、どのように進めていけばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では「越境ECの始め方・やり方」や「成功させるための気をつけるポイント」などのお悩みを詳しく紹介します。

具体的には

  • 越境ECとは?
  • 越境ECを始める前の必要な準備
  • 越境ECのやり方・始め方
  • 越境ECを成功させるために必要な3つのポイント

について徹底解説していきます。

越境ECを始める前に全体の流れや注意する点などを把握して、無駄なコストをかけずに成功する確率をあげていきましょう。

1.越境ECとは?

越境EC(イーシー)とはElectronic Commerce(エレクトロニック コマース)の略で、日本語では電子商取引の意味を持ちます。越境ECは国内商品をインターネット通信販売によって国境を超えて行うオンラインショップのことを指します。

日本国内で販売するよりもビジネス規模が広がるため、新しい顧客の獲得や売上拡大へ期待できる戦略です。さらに海外に実店舗を構えてビジネスを行うのに対し、越境ECにて出店することでコストやリスクを抑えることにも繋がるので、日本国内だけでなく世界でも注目の販売ツールとなっています。

数年前に訪日中国人による爆買い減少が起こりましたが、帰国した訪日中国人が越境ECを通して商品を購入し続けるなど越境ECを盛り上げる要因になりました。インバウント人口が増加するほど越境ECビジネスも比例して増加していく傾向が見受けられます。そこで越境ECビジネスを手助ける多くのサービスの登場や、日本国内で人気のECサイトが海外展開するほどビジネスチャンスの可能性に秘めています。

1-1越境EC市場の規模

出典:平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/H30_hokokusho_new.pdf

越境ECの市場規模は毎年右肩上がりで、日本の越境EC市場では前年度から7.6%アップして合計2,765億円の市場規模となっています。そのうちアメリカ経由での購入額は2,504 億円、中国経由での購入額は 261 億円となり、日本・アメリカ・中国の越境EC市場規模を合計すると前年比16.9%も増加した4兆9,309億円と大きく拡大しています。

出典:平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/H30_hokokusho_new.pdf

2020年までの推移を算出した越境ECのポテンシャルは2018年から2022年の5年間を推計しても日本国内のEC市場の動きは約1.14倍とあまりないものの、アメリカでは約1.69 倍、中国は約1.64 倍の市場規模になると推計されます。

EC市場はインバウンドの増加によって越境ECも大きく増加する傾向にあるため、今後のインバウンド増加が越境ECの市場拡大へと導くでしょう。

1-2越境ECを運営するメリット

越境ECを運営するメリットは下記のようなものが挙げられます。

・海外で実店舗を置くより、越境ECの方がリスクを抑えつつ低コストで運用できる
・世界へと商圏が広がることで、新規顧客の獲得と売上増加の可能性が上がる
・ECモールには既に多くの店舗が入っているため集客がしやすく、広告をする必要がない
・現地企業でなくても参入しやすい環境やサービスが増えた
・言語対応・決済・専門的知識を代行するサービスやECサイトが増えた
・日本国内の自社運営ECサイトを持っていれば、越境ECにも対応できるサービスが増えた
・Amazonやebayなど国際的ECモールによって、開設ライセンスの取得が簡単になった

越境ECは多くのユーザーが定期的にモールを訪れていることから、売上・集客の面でもゼロから構築する必要がありません。新規商品の展開やマーケティング調査など別なところへ力を注げるので、ビジネス展開には大きなメリットです。商品カテゴリーに関してはアニメキャラクターグッズや食器類などの嗜好品など、日本限定の物は価値が高まり、さらに量より品質に重心をおいている傾向から、日本の商品は人気があります。

またいくつものECモールが展開される中で、そのECモールの運営を手助けするようなさまざなまなサービスを提供する企業が近年増えていることで、参入するハードルが低くなっていることも注目の要因になっているでしょう。

2.越境ECを始める前の必要な準備

インターネットを繋がっている世界各国なら、例外を除き基本的にどこへでもどの商品でも販売できます。個人・企業の方も越境ECを始めるためには、まず「どの商品」を「どこで売るか」を決めることが最も大切です。

一番の大枠を決めた後の流れがどのように進んでくのか越境ECを運用するステップと、どんな商材が売れているのかも順番に解説していきます。ぜひ商材選びの参考にしてみてください。

2-1越境ECを始めるための準備①商品の用意

出典:PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001160.000003091.html

最初のステップは「どの商品」を扱うかです。日本の商品は「品質」と「安全面」から海外では人気がありますが、すべての商品が売れるとも限りません。

国によって人気のカテゴリーは異なりますが、世界で売れている商品ジャンル別では「食器・キッチン」用品が1位で、特に台湾や中国から人気があります。世界的にも和食ブームが広がったことやテレビ番組で取り上げられていることで、日本の伝統的な和食器や陶器をコレクションしたい人が増えています。
出典:
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf

上記のグラフでは中国人を対象に越境ECを利用して購入した日本の商品と今後購入したい日本の商品の調査レポートです。世界と比べると第1位に「食器・キッチン類」でしたが、「化粧品」が6割ほどを占めています。

中国だけでなくその他の国でも「日用品・コスメ・ヘルスケア」のカテゴリーは前年と比べても大きく伸びているのは、日常で使う物や実際に肌につけるコスメ類など安全安心を求めるユーザーのニーズに繋がっていることでしょう。

2-2越境ECを始めるための準備②ターゲット国を決める

販売する商品を決めたら、次は「どこでその商品を販売するか」を決めます。取扱おうとする商品がそれぞれの国の法律に基づいて輸出や販売が可能なのか、関税や手続きはどのようなものがあるのか、その他規制があるのかなどの確認をしながらターゲット国を決める必要があります。

規制や関税などについて調べる方法は、JETRO(ジェトロ)のホームページから各地域別に合わせて詳細を確認することができます。

関税率・輸出入などに関する【JETRO】のページはこちら 
https://www.jetro.go.jp/world/trade.html
国際郵送禁止の物を確認する【日本郵便】のページはこちら
https://www.post.japanpost.jp/int/use/restriction/index.html

上記JETROのページでは関税や輸出手続きなどに関する「よくある質問」の確認や、「貿易投資相談」としてオンラインや電話で相談することが可能です。

また、各国の文化や国民性によって違いが表れるので、ターゲット国にその商品のニーズがあるのか購買行動の特徴がどうなのかなどマーケティングすることが大切です。世界で見ると市場規模は大きいですが、ターゲットの特徴を調査した上で絞るこむことによって無駄なコストがかからず売上増にもつながりやすくなります。

2-3越境ECを始めるための準備③越境EC出店サイトを決める

販売する商品とターゲットの国が定まったら、「どこで商品を売るか」です。越境ECで出店するには大きく5つの方法があります。

現地サイトでBtoC-EC向けに出店する(天猫国際(TmallGlobal)など)
現地サイトでCtoC-EC向けに出店する(微店(ウェイディエン)など)
現地法人の設立し、BtoC-EC サイトを立ち上げる
日本国内で独自のBtoC-ECサイトから販売する
日本国内にもあるサイトで国際対応のBtoC-EC向けに出店する(Amazon、Yahoo!など)

上記の中でハードルが低いのが5のグローバル対応した国内サイトで出店することです。一方で3と4は現地サーバーのレンタル・言語対応・決済などでプログラミングなどの専門的知識を必要とするため難易度は高いですが、売上の期待値は比較的高めでしょう。

3.越境ECの始め方の手順とやり方

実際に越境ECを始める際の手続きや流れについて紹介していきます。

3-1サイト申込手続き・サーバーを借りる

決めたECサイトに申し込み手続きまたは、自社サイトを利用する場合は国内または現地のサイト構築のためのサーバーを借りる手続きを行います。海外のサーバーを借りる場合や現地サイトを利用する場合は、その国の言語を理解した上で基本情報を登録する必要があるためハードルが高くなります。また登録には個人情報も必要になるので、セキュリティ面も心配です。

日本国内のグローバル対応したECサイトを利用する場合に基本情報は日本語で登録することが可能で、ライセンスの取得など特別なことは不要です。サイトによっても異なりますが、英語などの多言語を使うことがなく日本国内で出店しているような手続きなので、越境ECでの流れなどを理解してから現地サイトに移行するのもよいでしょう。

また、出店国ごとにサイトを変更する必要がないことから、配送の負担が少しでも抑えられるアジア圏、そしてヨーロッパやアメリカなどへ移行するということも可能です。

3-2サイトの構築・多言語・決済の設定

ターゲット国に合わせた多言語・決済方法を設定します。サイトによっては英語・中国語・韓国語など自動翻訳してくれる機能もありますが、ネイティブの表現と少しずれる可能性がある場合は翻訳サービス会社に依頼する例もあります。

決済に関してはキャッシュレス・クレジットカード・コンビニ払い・代引きなど、それぞれターゲット国の国民性に合わせた決済手段の導入が必要です。為替に関しても日本円建てなのか外貨決済なのか、為替で損をしないようなシステムを組み込む必要があります。クレジットカードやキャッシュレスを使う場合は、セキュリティ対策がとられている決済方法を選択しましょう。

3-3配送方法を決める、発送契約先の確保

越境ECサイトで商品が販売するには、日本から海外へ発送する手段を確保しなければなりません。利用するツールによって荷物を運ぶ所要日数や料金が異なるので、売れる数が増えてきたら配送戦略を変えるのもよいでしょう。海外への配送は大きく分けて3つのパターンがあります。

1.各販売事業者から消費者に直接配送
2.海外発送代行サービスを利用して転送配送
3.販売現地に物流の拠点を置く

1.各販売事業者から購入者に直接配送

日本郵政の国際郵便サービスを利用した方法で、世界の120カ国以上に購入された商品を送ることができます。EMSや国際eパケットは基本的個別で配送するので初期費用と手間はかからないことがメリットですが、一回あたりの配送料が高くなる傾向があります。また税関手続きも事業者または購入者が行う必要があります。

国際郵便の詳細ページはこちら
https://www.post.japanpost.jp/int/index.html

2.海外発送代行サービスを利用する

注文毎または事前に、国内にある海外発送代行サービスにある大規模な倉庫へ商品を発送・保管します。代行サービス業者が「購入者への伝票・輸出に必要な書類準備・梱包」をした後に輸出手続きまで行い、日本郵便やDHLなどさまざまな宅配キャリアによって購入者のもとまで商品を届ける流れです。在庫保管費用や発送手続き費用などはかかりますが、商品1個から配送してくれる業者もあるので便利です。またサービス業者の倉庫で在庫を保管した後、手間がかかる書類の準備や梱包作業を代行して行ってくれるのも大きなメリットです。

3.販売現地に物流の拠点を置く

現地ECサイトの保管する倉庫または提携する現地物流会社へ在庫を保管し、注文が入ったら現地倉庫から直接配送するパターンです。ECサイトによっては注文後24時間以内に届くといったサービスがあるので、そのために物流サービスがしっかりした現地配送業者と契約することが鍵です。

いずれにせよ海外へ配送する際は商品の遅延や壊れてしまうトラブルは避けられません。中国の旧正月やクリスマスシーズンなどのイベントは配送業者の配達する量が増えることから、遅延になる場合があります。また食器類などの壊れやすい物を取扱う場合、いくら段ボールに割れ物注意のシールが貼ってあっても、配送の段階で雑に扱われてしまうと壊れる原因となります。

それらのトラブルを避けるために事前の頑丈な梱包にすることや、購入前に遅延の可能性を知らせるなど対策を工夫しましょう。

3-4販売開始

ここまでの準備が整えば、いよいよ越境ECサイトで商品の販売が開始できます。注文が入った後はターゲット国の言語に合わせてメールのやり取りや、商品の梱包・発送などの対応をします。

ECサイトによってはサイトの管理画面が日本語であったり、テンプレート化された言語ツール機能もあります。また、支払いやその他のトラブルに対して、補償サービスもあるので確認しましょう。

4.越境ECを成功させるために必要な3つのポイント

越境ECを成功に導くには自社でしっかりビジネス戦略を練ることも大切ですが、他社サービスをうまく利用してノウハウや情報などを素早く得ることが短期間で多くの売り上げを上げるのに繋がります。ここでは成功するための3つのポイントを解説します。

4-1販売代行サービスを利用する

実際に販売するまでに多くの工程を踏むことになります。越境ECサイトを開始した後には、決済・配送手続き・言語などのさまざまな課題があります。

それらを解決してくれるのは「Buyee(バイイー)」などの販売代行サービスを利用して、スマートにビジネスを展開することです。「Buyee(バイイー)」は主に海外在住の顧客の代わりに、日本国内にあるECサイトで購入を代行するサービスです。日本限定アイテムは人気がありますが、海外在住の方は購入できなかったり、海外発送に対応していない場合にとても便利です。

販売業者にとっても海外発送の手続きや顧客とのメッセージのやり取りをする必要がなく、取引は日本国内で販売しているような手順で利用できるので安心です。面倒なことは全てお任せください。【リンク】

4-2市場調査サービスを利用する

越境ECをスムーズかつなるべくコストと時間をかけずに多くの売り上げを目指すには、事前の市場調査が大切です。ノウハウや売れる見込みが分からないまま販売するのはリスクがあります。

越境ECのサイトで売れる商品・国民性・ニーズ・Webの動向などを知るには、市場調査するサービスを活用することもよいでしょう。市場調査サービスではこれまでの統計調査とアンケートなどによって、さらに深掘りした情報を効率的に得ることができます。

4-3商品の魅力的な伝え方の重要性

顧客は写真とテキストを見て購入するので、細かい情報を確認できる写真の品質や伝わりやすい魅力的な説明など工夫が必要です。特にアニメキャラクターフィギュアや日本伝統食器など、高画質の写真を利用することで質感や商品の特性などが分かるようにするためです。

また写真と合わせて商品の説明も重要です。今やGoogle翻訳など無料で簡単に機械翻訳できるサービスがありますが、意味が通じない文章になってしまう場合があります。コストはかかってしまうので利益を出しにくくはなりますが、魅力的な言葉で商品を販売するには翻訳会社の利用も視野に入れるとよいでしょう。

5.まとめ

この記事では越境ECの始め方や、越境EC運営を成功させるために必要なポイントについて解説しました。

まとめると

  • 越境ECを始めるメリットは「海外で実店舗を置くより低リスク低コストで運用可能、開設ライセンスの取得が簡単など」
  • 越境ECを始める前の必要な準備は「商品を決める、ターゲット国を決める、ECサイトを決める」
  • 越境ECのやり方・始め方は「サイトの申込手続き、サイトの構築、発送方法を決める」
  • 越境ECを成功させるためのポイントは「販売代行サービスの利用、市場調査サービスの利用、魅力的な写真とテキストを用意する」

です。

越境ECサイトの運用で成功させるためには、事前の準備として市場調査を怠らないことがポイントです。日本国内だけのビジネスから、アジア・ヨーロッパ・アメリカなどと大きく展開できる可能性がある点も見逃せません。

他社サービスをうまく活用して、越境ECサイト運営の成功への道を広げていきましょう。

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