「自社サービスを海外で売りたい」
「海外の市場規模を知ってインフルエンサーマーケティングの参考にしたい」
自社サービスを海外で販売していくために、インフルエンサーマーケティングに注目する企業は年々増加しています。
インフルエンサーマーケティングは、的を絞った効率的なターゲティングができ、さらにファンからの購買につながりやすい特徴があります。
そんなインフルエンサーマーケティングにおける海外の市場規模をこの記事では紹介し、さらに活用するメリット・デメリットなど詳しくお伝えしていきます。
海外のインフルエンサーマーケティング実施を検討している方は、参考にしてみてください。
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目次
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは影響力を持つ個人や団体が特定のサービスや商品の紹介を行い、消費者の購買につなげるマーケティング手法です。
なお影響力を持つ個人や団体のことをインフルエンサーと呼びます。たとえば、インフルエンサーには芸能人やアーティスト、Yotuber、インスタグラマーなどが該当します。
影響力のあるインフルエンサーがファンへ告知することで、一般のWeb広告よりも宣伝効果が期待でき、購買行動につなげやすいことが特徴です。
インフルエンサーマーケティングが活用される理由
近年では数多くの企業が、インフルエンサーエンサーマーケティングを活用しています。なぜ、インフルエンサーマーケティングは活用されるのでしょうか。
ここではインフルエンサーマーケティングが活用される理由について2つを紹介します。
- ファンからの購買につながりやすい
- 的を絞った宣伝が可能
それぞれ順番にみていきましょう。
ファンからの購買につなりやすがい
インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーが保有するファン(フォロワー)へサービスを宣伝するため購買につながりやすいのが特徴です。
インフルエンサーが情報の発信元となることで、馴染みのある人が告知した商品やサービスと興味を持ち閲覧される可能性が高まるためです。
またお気に入りの人が発信する内容にファンは共感を得やすく、購買行動が比較的スムーズに進行します。
一方でWeb広告のようなユーザーにとって馴染みのない宣伝は、大量の情報が発信されている昨今、埋もれてしまう可能性が高いです。
ファンからの購買につなりやすがいインフルエンサーマーケティングは、宣伝効果に期待できます。
的を絞った宣伝が可能
インフルエンサーマーケティングは、的を絞った宣伝ができるのも特徴のひとつです。
インフルエンサーごとに抱えるファンはそれぞれ趣味嗜好の偏りがあります。つまり、自社サービスのターゲットであるファンを多く抱えるインフルエンサーを起用すれば、効果的な宣伝が可能です。
たとえば、発信する内容が美容関係の商材であれば、メイクアップ動画を上げるインフルエンサーに。もし、家電製品の商材であれば家電を紹介するブロガーをインフルエンサーとしてアサインするのがおすすめです。
自社サービスのターゲット層が集まるグループへ的を絞ったアプローチができるインフルエンサーマーケティングは、無駄のない宣伝手法だと言えます。
興味のないユーザーへの宣伝が少なくなる分、スルーされる確率も格段に減るでしょう。
海外インフルエンサーマーケティングにおける市場規模と動向
ここでは海外で自社サービスの展開を検討している方に向けて、 海外インフルエンサーマーケティングにおける市場規模と動向について紹介します。
海外インフルエンサーマーケティングの市場規模は、GAエージェンシーの調べによると2016年から年間で平均157%上昇し続けています。
国内の市場と比べると、海外の市場規模は10倍以上と言われており2022年には市場規模が1.5兆円になるとの予想です。
今後ますます拡大を続ける海外インフルエンサーマーケティング。国内企業が売上を拡大していくために、海外のインフルエンサーマーケティングの活用はさらに注目されるでしょう。
海外ではFacebookのアクティブユーザーが多い
海外インフルエンサーマーケティングを効果的に実施するためには、海外のどの媒体を選定するのが適切か考慮する必要があります。
2021年7月にインフルエンサー市場のアクティブユーザーに関する動向を、 Statista ResearchDepartmentが発行。世界的に最もアクティブユーザーが多かったのはFacebookでした。次いでYoutube、WhatsApp、instagramと続きます。
アクティブユーザーが多いSNSは、それだけ情報が拡散されやすく広く認知が可能であり、ユーザーの反応を示すエンゲージメント数の獲得につながります。
なおFacebookは2021年8月において日本国内ではLINEやツイッター、インスタグラムよりもアクティブユーザーが少ないです。
Facebookは世界的に見るとアクティブユーザーが多いですが、効果的な媒体は国ごとに異なるため海外で情報を拡散する際は国によって媒体の見極めが必要です。
海外でインフルエンサーマーケティングを活用するメリット
海外でインフルエンサーマーケティングを活用するメリットをここでは2つ紹介します。
- 国内と比べ母体数が多い
- 国内市場との差別化につながる
それぞれ順番にお伝えしましょう。
国内と比べ母体数が多い
海外インフルエンサーマーケティングを活用するメリット1つ目は、国内と比べて母体数が多いことです。
以下の情報は、Youtubeを元にインフルエンサーのフォロワー数を比較したグラフです。
Twitter フォロワー数
【日本】
1位 前澤友作:1,094万人
【海外】
1位 Barack Obama:12,943万
【日本】
1位 キッズライン♡Kids Line ※非公開:推定1230万人以上
2位 せんももあいしーCh Sen, Momo, Ai & Shii:998万人
3位 はじめしゃちょー:917万人
【海外】
1位 T-Series 言語/インド:1.82億人
2位 Cocomelon – Nursery Rhymes 言語/英語:1.11億人
3位 PewDiePie 言語/英語:1.1億人
Instagram フォロワー数
【日本】
1位 渡辺直美:952万人
【海外】
1位 Cristiano Ronaldo:2,810万人(※Instagramアカウントを除く)
上記から確認できるように、フォロワー数は海外の方が10倍近く差が開いていることが確認できます。
日本のインフルエンサーにおけるフォロワー数が海外に比べて少ない理由のひとつは、フォロワーが日本に依存しているためです。
日本のインフルエンサーは、日本語で情報発信を行っているためほとんどの視聴者が日本人です。一方で共通言語である英語を使うインフルエンサーは、国内外を問わず視聴者がいます。
つまり、海外インフルエンサー、とくに世界で利用される言語を使ったインフルエンサーの起用は全世界へ宣伝することが可能です。
国内市場との差別化につながる
海外でインフルエンサーマーケティングを実施することで、国内市場との差別化につながります。
たとえば日本国内の総人口を見てみると、令和3年1月時点において1.255億人です。一方でアメリカは、2019年3.282億人と日本と比べて約3倍の総人口です。
数字から見ても分かるように、海外インフルエンサーマーケティングを効果的に活用すれば、国内市場の何倍もの市場へ参入できます。
マーケットの規模がより大きい海外市場へ参入すれば、国内市場との差別化につながります。
海外でインフルエンサーマーケティングを活用するデメリット
一方で海外でインフルエンサーマーケティングを活用するデメリットについて、ここでは2つを紹介します。
- インフルエンサーと現地語での交渉が必要
- 自社にマッチするインフルエンサーのアサインが難しい
それぞれ順番に見ていきましょう。
インフルエンサーと現地語での交渉が必要
海外でインフルエンサーマーケティングを活用するデメリットは、インフルエンサーと現地語での交渉が必要なことです。
インフルエンサーが自社商品やサービスを現地語で宣伝するため、依頼側は現地語が不必要と思われがちです。
しかしターゲットに向けて効果的な自社サービスを告知してもらうためには、インフルエンサーが正しく自社サービスについて理解しもらう必要があります。
もしサービス内容が正しく伝わらないと、的外れな宣伝施策になってしまいかねません。
インフルエンサーを直接アサインしてインフルエンサーマーケティングを実施するなら、現地語の利用は必要です。
自社にマッチするインフルエンサーのアサインが難しい
海外のインフルエンサーマーケティングを実施するために、自社サービスにマッチしたインフルエンサーのアサインは難しいと言えます。
前述したように、アサインするインフルエンサー選定にはまず国ごとの市場における媒体を選定する必要があります。
自社サービスの宣伝でどの媒体が効果的にターゲットへ訴求できるのか判断するために、国ごとに情報収集をしなければいけません。
さらに媒体が決まった後もインフルエンサーをアサインするには、直接連絡を取り参加可能かの承諾が必要になるでしょう。
国ごとに膨大な情報の中から媒体を決め、自社サービスの宣伝に合ったインフルエンサーの選定をする作業にかかる時間コストは膨大です。
海外市場におけるインフルエンサーマーケティングは代行会社の利用がおすすめ
海外市場におけるインフルエンサーマーケティングの実施には、代行会社の利用がおすすめです。
ここでは代行会社の利用がおすすめな理由について3つ紹介します。
- 時間コストが削減できる
- 代行会社からノウハウを吸収できる
- 成功確率を上げられるそれぞれ順番にみていきましょう。
時間コストが削減できる
海外でインフルエンサーマーケティングを実施するなら、国内のインフルエンサーマーケティング代行会社の利用がおすすめです。
理由は、社内でかける時間コストが大幅に削減できるためです。
実際に社内だけでインフルエンサーマーケティングを完結しようとした場合、以下のような工程を実施しなければなりません。- 自社サービスに適したインフルエンサーを選ぶ
- インフルエンサーへ直接コンタクトを図る
- インフルエンサー、またはマネージャーと契約交渉
- マーケティングの目的と内容を決定し共有
- インフルエンサーが宣伝を実施
- キャンペーン内容の分析
初めてインフルエンサーマーケティングを実施する企業は、人員の時間コストを大きく確保する必要があるでしょう。
代行会社からノウハウを吸収できる
代行会社を利用すれば、海外のインフルエンサーマーケティングにおけるノウハウが吸収できます。
初めてインフルエンサーマーケティングを実施する企業にとって、市場を調査してインフルエンサーを選定するだけでも多大な時間コストがかかります。
しかしインフルエンサーマーケティングの知識に富んだ代行会社を利用すれば、市場における最適な戦略を判断してくれるでしょう。
自社サービスにマッチする海外インフルエンサーのアサインを実行し、市場動向から最も効果的な媒体選定まで提案してくれます。
時間コストを費やして一から始めるよりも、効果的な戦略を学び海外のインフルエンサーマーケティングに着手する方が効率的だと言えます。成功確率を上げられる
海外インフルエンサーマーケティングの実施を国内の代行会社へ依頼することで、成功確率が向上します。
前述したように海外インフルエンサーマーケティングでは、自社サービスに合った適切なインフルエンサーのアサインと戦略的な運用が重要です。
成果を上げるための専門知識や経験に不安を感じている企業は、代行会社へ依頼することで成功確度を大きく上げられます。
もし海外のインフルエンサーマーケティングを検討されているのであれば、beeCruiseへお任せください。beeCruiseは、北米東南アジアなどのインフルエンサーや中国のKOLなど専門性に特化したインフルエンサーのアサインを得意としています。
各国のインフルエンサーネットワークを保有しているため、自社サービスにマッチする適切な人員確保が可能です。
海外のインフルエンサーマーケティングでお困りであれば気軽にご相談ください。まとめ
海外のインフルエンサーマーケティングの市場規模は年々拡大しています。今後もインフルエンサーマーケティングに取り組む企業は増え続けるでしょう。
国内市場よりも数十倍の市場規模を持つ海外へ向けてインフルエンサーマーケティングを実施することで、今までにない売上拡大につながる可能性があります。
海外のインフルエンサーを活用し自社サービスを世界へ広げていきましょう。