ECサイトでの集客には、いくつかポイントがあります。今回は、集客のために必要なこととともに、実際の集客方法についてもご紹介。実践しやすいポイントも細かく述べているので、チェックしてみてください。
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ユーザーがECサイトにたどり着く経路は4つ
ユーザーがECサイトにたどり着くためには、4つの経路が考えられます。
自然検索
まず、知りたい事柄があって、自然にキーワード検索するのがこのパターンです。この場合、検索されやすいワードでSEO対策などをしておくことで、ユーザーがサイトにたどり着きやすくなります。
広告
広告は、サイト内に広告を貼ることによって、自社のECサイトにたどり着くように誘導する方法です。広告といっても種類は一つではなく、主に以下のようなパターンがあります。
広告を利用することで読者の興味を引きやすくなり、自社サイトに効率的に誘導できるようになる点がメリット。読者は興味のある広告をクリックするため、自社サイトにも興味を持ってくれやすくなるのが利点です。
他サイトやSNS
他サイトやSNSを活用するのも、ECモールへの誘導としては有効です。例えば他のサイトにリンクを貼らせてもらうことができれば、
また、多くの人が利用するSNSを活用することで、ECモールへ集客しやすくもなります。SNS集客の強みは何と言っても「拡散」。広告を見た人が興味を持てば、それをフォロワーに拡散します。その中でまた興味を持った人が拡散をすれば、自身で多方面にアプローチしなくても、自然に多くの人の目に触れるようになるわけです。
直接流入
直接流入というのは、サイトのURLを直接流入したり、お気に入り登録画面からそのままECサイト内に入ってくるパターンです。もともとECモールを認知してくれている人がリピーターとなった場合、このような経路を通ります。
ECサイトの運営期間が長ければ長いほどリピーターも付きやすく、直接流入につながりやすくなるのが特徴です。
【11選】ECサイトの主な集客方法
ECサイトで集客をするためには、広告やマーケティングを徹底的に行うことが重要です。以下に効果的な集客方法を紹介しているので、チェックしてみてください。
リスティング広告
リスティング広告というのは、検索エンジンの検索結果の画面に表示される広告のことです。また、特定のサイト内に表示されるディスプレイ広告もリスティング広告のひとつ。
検索結果に表示されるテキスト広告は検索結果1位のサイトよりも上に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすくなります。ディスプレイ広告も自社のターゲットの趣味嗜好などを考慮した上で、表示するサイトを選択可能。こちらは画像で表示もできるため、自社の商品イメージも明確に伝わりやすいのがメリットです。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、アフィリエイターと呼ばれる第三者に、自社の広告を宣伝・紹介してもらうことです。アフィリエイトサービスの提供会社に登録をしていれば、アフィリエイターが自身のブログやサイト上で貼り付けてくれます。
広告は成果報酬型となっており、商品が売れた場合にのみアフィリエイターに報酬が発生。広告を出す側も、負担が少ないのがメリットです。
リマーケティング広告
リマーケティング広告は、自社ECサイトを訪問したことのある人に向けた広告のことです。サイトリターゲティングととも呼ばれます。
自社ECサイトを離れたあと、提携サイトでリマーケティング広告が出ることで、サービスなどを購入者に印象付けることが可能です。性別や趣味嗜好によって顧客を選んで広告を出すことができるため、高いクリック率を見込めます。
ただ、自社サイトを気に入らずに離脱した人に表示されてしまうと、鬱陶しいと思われてしまうことも。こうしたリスクも頭に入れておかなければなりません。
ターゲットを明確にする
広告を打ち出す上で、ターゲットを明確に定めておくことは非常に重要です。自社製品のジャンルと異なる分野に興味を持つ人に打ち出しても引っかかりにくいですし、しつこいと思われてしまうこともあります。
どんな商品を検索している人なのか、リマーケティング広告であれば自社のサイトどのような動きをした人なのか、をきちんと分析することが重要です。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングというのは、自社のサービスや商品をいきなり紹介するのではなく、コンテンツを主軸において読者に興味を持ってもらうマーケティング方法です。
たとえば花を育てたいと思っている人は花の育て方のサイトをいくつか検索し、とてもわかりやすいサイトを見つけたとします。その記事を読んでいるうちに、そのサイトの運営者が園芸用の商品を販売していることを知ったとしましょう。サイト自体に信頼をおいているユーザーは、運営者が販売している商品にも興味を持って購入することもあるでしょう。
このように、まずはコンテンツを打ち出してファンを作ることから始めるのが、コンテンツマーケティングです。
動画マーケティング
動画マーケティングというのは、文字通り動画を使用した集客や宣伝活動のこと。テキストやイラストの広告よりも見ている人の興味を引きやすく、注目されやすいという点がメリットです。
また、動画マーケティングの広告は、テレビCMと違って低予算から導入できるという利点もあります。
動画マーケティングの種類は、以下の3つが代表的です。
インストリーム広告
YouTubeなどで動画が始まる前や動画の途中に流れる広告
インバナー動画広告
Webサイトのバナー内に流れる広告
インリード動画広告
SNSやWebサイトのコンテンツの間に表示される広告
ありきたりな動画ではスキップされてしまいやすいですが、奇をてらったような斬新な広告は視聴者の心を惹きつけます。
バナー広告
バナー広告というのは、各Webサイトのバナー内に表示される広告のこと。ユーザーが興味を持たなければあまり注目されることはありませんが、ページを見ている中で嫌でも目に入るため、潜在意識に印象付けることはできます。
また、GoogleやYahoo!などの大手サイトに掲載されることで、大多数のユーザーの目に触れることに。とにかく多くの人に認知してもらいたいという場合には、バナー広告の活用は有効です。
SNS広告
SNS広告は、SNS上に広告を打ち出すことによって、不特定多数の人に拡散してもらい、多くの目に留まりやすくなるメリットがあります。スマートフォンを利用しての広告出稿となるのでハードルも低く、初めてでも取り入れやすい方法です。
ただ、広告配信をする場合には、事前にビジネスアカウントを作成したり、企業アカウントを登録したりするプロセスがあります。
メールマーケティング
メールマーケティングは、メルマガを代表として、利用者にメールを送ることで、さらに興味を持ってもらうように行うマーケティング方法です。
ただ、メールマーケティングを行う相手も慎重に選ばなければなりません。ある程度自社製品に興味を持ってくれている人でないと逆効果になることもあるからです。問い合わせや商品購入などなんらかのアクションを起こした人に絞りましょう。
メールマーケティングの方法としてはメルマガの他に、ステップメールなどもあります。商品購入完了のメールを送り、購入の数週間後にお得なクーポンをアフターサービスとして送ることで、再度購入してもらえる可能性が高まります。
プッシュ通知
プッシュ通知は、スマートフォンのプッシュ通知で自社サイトの新商品や新たなサービスなどの案内を促すものです。他のサイトを閲覧中でもプッシュサイトは届くため、自社サイトへのリピート訪問を促すことができます。
ただし、プッシュ通知はサイトに興味がない人やまだ利用して日が浅い人にとっては、鬱陶しく思われることもあります。ある程度利用者が増えた段階で導入するなど、導入のタイミングをきちんと図ることが重要です。
インフルエンサーとの提携
インフルエンサーと提携することで、広告として大きな役割を果たすこともできます。多数のフォロワーが多くいるようなインフルエンサーに依頼して自社のサービスや商品を紹介してもらうのです。インフルエンサーそのインフルエンサーのファンを始め、幅広い層の人に認知してもらうことができます。
ECサイトの集客を成功させる8つのポイント
ECサイトで集客を成功させるためには、ポイントを押さえてマーケティングを行うことが重要です。ということでここからは、ECサイトの集客を成功させるためのポイントを8つ紹介します。
SNSを活用する
ECサイトへの集客に力を入れるのであれば、SNSを使った戦略は重要です。SNSは拡散力があるため、広告を打ち出すことで多くの人の目に触れる可能性があります。また、スマートフォンで広告ページを作ってリンクできるため、普段パソコンを使い慣れていない人でも、導入しやすいという点がメリットです。
顧客リストを構築する
リピーターへのアフターサービスを行うためにも、顧客リストの構築は重要です。顧客リストを作っておくことで、一度商品やサービスを購入してくれた人に再度アプローチをかけ、興味を持ってもらうことができます。
自社ブログを運用する
自社ブログを持っている場合は、効果的に活用しましょう。自社ブログには自社サービスの広告を貼り付けて、コンテンツマーケティングを行うことが可能です。いきなり商品を宣伝されるよりも、ブログを気に入ってそこから商品に興味を持ってもらう方が、消費者側としてもプレッシャーを感じずに済みます。また、興味を持ってから商品をを購入することで、満足度も高まり、リピーターにつながりやすくなるでしょう。
ECモールに出店してみる
自社のECサイトにいきなり顧客を誘導するのは、簡単なことではありません。ある程度ECサイトに知名度がないと、新規の顧客獲得は難しいからです。そんな時にはまず、既存のECモールに出店してみるのが良いでしょう。知名度のあるECモールであれば多くのユーザーがいますし、見てもらえる可能性も高まります。
ECモールで自社の商品を気に入ってくれた顧客は、自社のECサイトにも訪問してくれ流ようになるでしょう。
可能なら実店舗との連携を行う
実店舗を持っている場合には、ECサイトとの連携を行うことで、さらなる売上につなげることができます。実店舗にECサイトで使えるお得なクーポンなどのQRコードなどを提示しておけば、そこから実店舗の顧客をECサイトに誘導することも可能です。
結果が出なくても続ける
ECサイトを始めたばかりのことは、なかなかすぐに結果が出ないことも多いでしょう。むしろ、最初からうまくいくことの方が稀です。なかなか軌道に乗らなくてもすぐにあきらめるのではなく、とにかく続けること重要。結果が出なかったとしても、続けることで次第に知名度が上がることもあります。
最初のうちは、実店舗との連携やECモールへの出店等を行いながら、自社サイトへの誘導を試みましょう。
広告は商品単価に見合うか考える
ECモールへの誘導は重要ですが、広告を打ち出すためにも費用がかかります。打ち出す広告によってかかる費用は変わってきますが、自社の商品単価を考慮した上で、赤字にならないように広告の予算を決めましょう。
商品単価よりも広告費の方が高くなってしまうと確実に赤字になってしまうため、最初はリスクを減らすための低予算のSNS広告などから始めてみるのがおすすめです。
自社サイトと集客方法があっているかチェックする
ECサイトを始める際、自社サイトで取り扱っている商品と集客方法があっているかを考えることも重要なポイントです。例えば若者向けの製品を扱っているのであれば、SNS広告やインフルエンサー提携などの方法がおすすめ。
反対にあまりSNSを活用しない50代以上などの世代は、メールマーケティングやリマーケティング広告などで顧客を定着させるのが効果的です。
まとめ
今回は、ECサイトの集客方法について紹介してきました。ECサイトをうまく運営していくためには、広告の打ち出し方などに気を配り、自社に合うマーケティングを展開することが重要です。
メタディスクリプション
今回は、ECサイトで集客を行う際の方法や、集客を成功させるためのポイントについて紹介しています。ユーザーの検索意図から実際の集客につなげるために重要なことにも触れているので、チェックしてみてください。