今の時代Web業界だけでなく、実店舗への集客や売上アップのためにWebマーケティングは欠かせないものとなってきました。大きな成果を得るためには自社だけでは解決できないことも多いため、その際に依頼したいのがWebマーケティングコンサルタント会社です。
コンサルタントやコンサルティングという言葉を耳にすることはあっても、「実際Webでどんなことをしてくれるのか」と疑問に思う人も少なくありません。さらに国内ではなく海外向けにマーケティングを行いたい方にとっては海外の動向や市場はもちろん、海外で効果があるマーケティング方法など網羅している会社を選ぶ必要があります。
そこで今回は「海外Webマーケティングのコンサルタント会社の選び方」について徹底解説していきます。
具体的には、
- Webマーケティングコンサルタントとは何か
- 海外Webマーケティングコンサルタント会社に依頼するべきタイミング
- 良いWebマーケティングコンサルタント会社を選ぶコツ
- 4Webマーケティングコンサルタント会社に依頼する前に確認しておくべきこと
について徹底解説していきます。
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目次
Webマーケティングコンサルタントとは何か
コンサルタントやコンサルティングという言葉を耳にすることはあっても、「実際どんなことをしてくれるのか」と疑問に思う人も少なくありません。コンサルタント業界の中でもWebに特化したWebコンサルタント会社があります。具体的にどのような仕事なのか、何を行ってくれるかについて紹介していきます。
そもそもWebコンサルタントとは
WebコンサルタントとはWebマーケティングやデジタルマーケティングに関わることを、分析、調査、提案、改善、集客や売上に繋がるようにすることをコンサルティングと言います。
コンサルタント会社ができることとは
コンサルタント会社に依頼すると会社ごとに担当者がつき、契約期間中に電話やメールでの対応、ミーティングなどを行います。基本的に担当者は他社企業の案件も同時にこなしているため、いつでも対応してくれるとは限りません。ただし予算が大きい企業からの依頼であれば専任チームを組み、自社のスタッフかのようにコミットすること場合もあります。
Webコンサルタントと広告代理店の違い
Webマーケティングを外部に依頼したい際に、Webコンサルタントと広告代理店のどちらに依頼していいのか、イマイチ違いが分からないという方もいるでしょう。大きな違いは費用と内容です。Webコンサルタントの場合は稼働時間、稼働日数、稼働期間や内容によって費用が決まります。Webサイトからリアル店舗に集客したい、自社サイトのPV数を上げたいなど企業が抱える課題を解決するために、どのような手法をとるのかいくつか提案します。そしてその課題のために一緒に戦略を考え、目標を達成させるということとなります。
一方広告代理店の場合は例えば予算5,000万円のテレビCMの広告を打つ際、その分のCM枠を買い、制作や手続きなどの営業手数料が20%だとすれば1,000万円となります。そのため広告枠に営業手数料を含めた6,000万円の支払いとなります。広告代理店は認知や集客にはいいかもしれませんが、自社が抱えるWebサイトやECサイトでの細かい課題を解決することには向いていないと言えます。
Webマーケティングコンサルタント会社に依頼するべきタイミング
Webコンサルタント会社に依頼してWebマーケティングを行う利点が理解できたかと思います。しかし、いつ・どんな時にWebコンサルタント会社に依頼すればいいのか悩む方もいるでしょう。この項目ではコンサルタント会社に依頼する時期について紹介していきます。
コストがかかっても、短期間で結果を出したい時
自社でさまざまな試行錯誤を重ねたが、思うように結果が出なかったため、「費用をかけてもいいから成果を出したい」と考えた時です。Webコンサルタント会社や担当者に「自社の目的」や「達成したい金額や数字」などを具体的に伝えることが必要です。さらに短期間で結果を出したい場合は、さまざまな視点から物事を考えアドバイスを提示してくれる経験や実績を持っている人に担当してもらうことが重要です。
改善策が分からない時
Webマーケティンの手法はSEO対策、リスティング広告、アフィリエイト広告などがありますが、「自社ではどの手法をとっていいのか分からない」「そもそもどんな手法や種類があるのか分からない」といった知見が不足している場合です。インターネットを通していつでも世界中で繋がれるこの時代、インターネット以外にもSNSアプリを通して国内外にリーチすることは容易です。そのため自社が取り扱う商品やサービスなど他社に負けないように戦略をとるためには、業界を把握しているプロに依頼することが必要です。
依頼済みコンサルタント会社の成果がでない時
コンサルタント会社へ既に依頼しているが、これといった成果が出ない時です。もちろんコンサルタント会社に依頼したからといって100%成果がでるわけではありません。しかし手を抜いた悪質コンサルタント会社、新人担当者を付けたことなどによって、成果に繋げられないこともあるでしょう。そのため、依頼する前からコンサルタント会社をしっかり選ぶことが大切です。
良いWebマーケティングコンサルタント会社を選ぶコツ
コンサルタント会社へ依頼を検討した際、最低条件として料金が予算内におさまり、実績を持っている会社を選ぶことが多いでしょう。しかしWebマーケティングのコンサルタント会社は数多く存在するため、まずは日本国内向けと海外向けなのかという点で会社を絞ることが大切です。その他にどのようなことに気を付けていけばいいのか、会社の選び方を6つ紹介していきます。
①サービス料金が明瞭
サービス料金がいくらなのか、基本プランに加えオプション料金はいくらで、何を行ってくれるのかなど、明確な提示をしてもらうことが大切です。コンサルティングのやり方は電話やチャット相談、訪問やWebカメラを使ったミーティング、Web解析などがあります。また月の頻度、契約期間、コンサルティング会社、サービス内容、地域などによって料金は大きく異なります。一般的には3ヶ月から1年ほどの期間で、月額10万円から30万円が相場となります。相場をある程度把握した上で、3件程度見積書をもらって比較するのも良いでしょう。
②これまでの実績
自社に近い企業や業界の実績があることは大切ですが、実績があるからと言って自社でも同じく結果が出るとは限りません。実績に加えどのようなことが得意で自信を持っているのか、反対にどういったことが苦手分野なのかをはっきり伝えてくれる業者が良いでしょう。できること・できないことが事前に把握できれば、無駄なコストや時間をかけることも防ぐことができます。
③海外のWebマーケティング情報を理解しているか
日本国内でいくら実績があっても、海外へ向けたマーケティングでは「言語・習慣・価値観」など大きく違うことを理解している必要があります。Webマーケティングは日々進化を遂げており、特にアメリカの場合はこれまで数多くのWebマーケティング手法が生まれてくるほどスピードが速く、他国より2~3年早いと言われています。国・地域別によってWebマーケティング動向や効果的な手法の把握が大切です。
またターゲットとする国・地域、年代、環境、習慣、収入、利用している検索エンジンやSNSなどの情報まで把握しなければマーケティング戦略に反映することができません。
④自社の業界に近い成功パターンを持っている
自社の業界、ターゲット国、ターゲット層などが近い成功パターンを持っていることは重要なことです。これまで成功した企業が抱えるユーザーの悩み、特徴の把握、認知や集客はどのように行ってきたのか、どのような方法で広告を打ってきたのかなどあれば依頼する側のイメージがわき、微々たる情報だとしても戦略の糧となります。
⑤担当者の知識やスキルが高い
コンサルティング会社に大きな実績・成果・ノウハウは必要ですが、担当者の高い知識やスキルがなければ結果に結びつくことは難しくなります。Webマーケティングの知識やスキルだけでなく国内と海外ではどのような違いがあるのかという理解、自社が取り扱う商品やサービスの特徴を把握している人を選ぶことが必要です。さらに任せられるほど信頼できる人なのかという点もしっかりチェックしましょう。
⑥コンサルタント会社に現地スタッフが在籍している
海外向けのWebマーケティングには市場調査、ライバル企業の調査、コンテンツ作成、分析など現地語の理解ができる人がいることは必要不可欠です。また、可能であればターゲット国のネイティブスタッフを抱えている会社が良いでしょう。
Webマーケティングコンサルタント会社に依頼する前に確認しておくべきこと
コンサルタント会社へ依頼する前に、自社で準備をしておかなければならないことがいくつかあります。事前に確認せず物事を進めてしまうと、無駄な費用や時間がかかってしまいます。どんなことに気を付けておかなければならないのか、順番に紹介していきます。
自社情報をまとめ、目標や戦略を再確認する
コンサルティングを外部へ依頼すると、当たり前ですが時間やコスト、その他の労力はかかってくるものです。そのため依頼する前にどのようなことが課題で、どのような目標に向かって、どのような戦略や手法をとってきったのか改めて確認しておくことが大切です。そして自社で出来ることを模索し、新たな戦略をもって実行してみましょう。小さな改善で、大きな成果に結びつくこともあります。その後にその結果もって、予算や課題をコンサルタント会社に伝えれば、認識のズレを減らしつつ新しい戦略を提案し一緒に実行しやすくなります。
成果物や報告書など何をもらえるか確認する
契約を行う前にコンサルタント会社が行った調査内容や分析資料、自社に合ったペルソナ設定、実行スケジュール表、途中経過や最終報告書類など成果物は何がもらえるのか確認しておかなければなりません。悪い会社は口頭で助言をしただけで、実際にコンサルティングした内容はイマイチ分からなかったということも中にはあります。万が一思っている成果が出ず、別の会社に再依頼しなければならなくなった際にもその資料など成果物があれば、成功へと導きやすくなるでしょう。
自社にも業界やWebのリテラシーが必要
お金を払ったから全て丸投げというのではなく、自社を分析するための資料提出、調査、企画、改善していくための戦略、実際に実行に至るまで一緒に考えていかなければなりません。契約を行う際にはもちろん決定権のある社員が必要ですが、それよりも業界やWebのリテラシーが高い人材をチームの一員に置くことが重要です。
依頼しても、確実な成果が得られるとは限らないことを理解する
コンサルタント会社というのは売上や集客を伸ばすプロ集団です。そのためお金さえ払えば必ず成果が出ると勘違いしてしまいがちです。しかし実際にはコンサルタント会社と自社の両者で分析や戦略を練って、二人三脚で改善していく必要があります。またそのためには本気で課題に向き合い、本気で実行していく全力さも重要となります。
まとめ
この記事では「海外Webマーケティングのコンサルタント会社の選び方」について紹介してきました。コンサルタント会社に依頼する場合・しない場合でも、自社が目標としていることややりたいこと、具体的な数字を把握しておくことが大切です。その上で自社のみで戦略を練って再び実行するか、コストをかけてプロ集団に依頼するか、成果に大きく響いていきます。
また依頼する際には全て丸投げするのではなく、「これまでの流れや実績から、自社だから分かること」「第三者だからアドバイスできること」の両方の意見をすり合わせて、二人三脚で結果を残していきましょう。
「海外Webマーケティングで成功するための方法」について詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひご覧下さい。
(タイトル:海外Webマーケティングで成功するための方法とは?国別人気のSNSも紹介)